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けつだん
ふりがな文庫
“けつだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ケツダン
語句
割合
決断
66.7%
決斷
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決断
(逆引き)
わたくしは確かにその一本は数馬の勝だと思いました。が、勝だと思うや否や、いや、竹刀の当りかたは弱かったかも知れぬと思いました。この二度目の考えはわたくしの
決断
(
けつだん
)
を
鈍
(
にぶ
)
らせました。
三右衛門の罪
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
我事
(
わがこと
)
すでに
了
(
おわ
)
れりとし主家の結末と共に
進退
(
しんたい
)
を決し、たとい身に
墨染
(
すみぞめ
)
の
衣
(
ころも
)
を
纒
(
まと
)
わざるも心は全く
浮世
(
うきよ
)
の
栄辱
(
えいじょく
)
を
外
(
ほか
)
にして
片山里
(
かたやまざと
)
に
引籠
(
ひきこも
)
り静に
余生
(
よせい
)
を送るの
決断
(
けつだん
)
に出でたらば、世間においても真実
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
けつだん(決断)の例文をもっと
(4作品)
見る
決斷
(逆引き)
勾引
(
かどはか
)
せし
馬士
(
まご
)
松五郎に相違有まじ依ては其方共の
決斷
(
けつだん
)
甚だ
暗
(
くら
)
く
依怙贔屓
(
えこひいき
)
の
沙汰
(
さた
)
に聞ゆるぞ此申譯があらば申聞よとあるに本多家の役人共追々吟味
詰
(
づめ
)
の樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それも
夜
(
よる
)
に
成
(
な
)
つて
疲
(
つか
)
れた
身體
(
からだ
)
を
横
(
よこ
)
にし
甘睡
(
かんすゐ
)
に
陷
(
おちい
)
るまでの
少時間
(
せうじかん
)
彼等
(
かれら
)
は
互
(
たがひ
)
に
決
(
けつ
)
し
難
(
がた
)
い
思案
(
しあん
)
を
交換
(
かうくわん
)
するのであつた。
從來
(
これまで
)
も
夫婦
(
ふうふ
)
の
間
(
あひだ
)
は
孰
(
いづ
)
れが
本位
(
ほんゐ
)
であるか
分
(
わか
)
らぬ
程
(
ほど
)
勘次
(
かんじ
)
には
決斷
(
けつだん
)
の
力
(
ちから
)
が
缺乏
(
けつばふ
)
して
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
聞て
拷問
(
がうもん
)
に掛るは
裁判
(
さいばん
)
の法にあらず假令憑司
如何樣
(
いかやう
)
に申とも心得有べき筈なり榊原家にても公事
決斷
(
けつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召捕
(
めしとり
)
拷問
(
がうもん
)
に及びし事夫は
本田家
(
ほんだけ
)
の
作法
(
さはふ
)
なるや
政事
(
せいじ
)
は大小有とも法は天下の法なり人の
道
(
みち
)
は天下の道なり道と法とは私しに
暗
(
くら
)
ますべからず然るに其の方の如きが
裁許
(
さいきよ
)
不穿鑿
(
ふせんさく
)
は云までもなく法外の
裁斷
(
さいだん
)
と申すべし其の方も領主の
公事
(
くじ
)
決斷
(
けつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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