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決斷
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けつだん
ふりがな文庫
“
決斷
(
けつだん
)” の例文
新字:
決断
勾引
(
かどはか
)
せし
馬士
(
まご
)
松五郎に相違有まじ依ては其方共の
決斷
(
けつだん
)
甚だ
暗
(
くら
)
く
依怙贔屓
(
えこひいき
)
の
沙汰
(
さた
)
に聞ゆるぞ此申譯があらば申聞よとあるに本多家の役人共追々吟味
詰
(
づめ
)
の樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それも
夜
(
よる
)
に
成
(
な
)
つて
疲
(
つか
)
れた
身體
(
からだ
)
を
横
(
よこ
)
にし
甘睡
(
かんすゐ
)
に
陷
(
おちい
)
るまでの
少時間
(
せうじかん
)
彼等
(
かれら
)
は
互
(
たがひ
)
に
決
(
けつ
)
し
難
(
がた
)
い
思案
(
しあん
)
を
交換
(
かうくわん
)
するのであつた。
從來
(
これまで
)
も
夫婦
(
ふうふ
)
の
間
(
あひだ
)
は
孰
(
いづ
)
れが
本位
(
ほんゐ
)
であるか
分
(
わか
)
らぬ
程
(
ほど
)
勘次
(
かんじ
)
には
決斷
(
けつだん
)
の
力
(
ちから
)
が
缺乏
(
けつばふ
)
して
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
聞て
拷問
(
がうもん
)
に掛るは
裁判
(
さいばん
)
の法にあらず假令憑司
如何樣
(
いかやう
)
に申とも心得有べき筈なり榊原家にても公事
決斷
(
けつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召捕
(
めしとり
)
拷問
(
がうもん
)
に及びし事夫は
本田家
(
ほんだけ
)
の
作法
(
さはふ
)
なるや
政事
(
せいじ
)
は大小有とも法は天下の法なり人の
道
(
みち
)
は天下の道なり道と法とは私しに
暗
(
くら
)
ますべからず然るに其の方の如きが
裁許
(
さいきよ
)
不穿鑿
(
ふせんさく
)
は云までもなく法外の
裁斷
(
さいだん
)
と申すべし其の方も領主の
公事
(
くじ
)
決斷
(
けつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
決
常用漢字
小3
部首:⽔
7画
斷
部首:⽄
18画
“決斷”で始まる語句
決斷所
決斷處