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くいしば
ふりがな文庫
“くいしば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
喰切
27.8%
切
22.2%
喰縛
16.7%
切緊
5.6%
咬切
5.6%
喰締
5.6%
噛切
5.6%
囓切
5.6%
食縛
5.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喰切
(逆引き)
ト歯を
喰切
(
くいしば
)
ッて
口惜
(
くちお
)
しがる。その顔を横眼でジロリと見たばかりで、お勢はすまアし切ッて座舗を立出でてしまッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
くいしば(喰切)の例文をもっと
(5作品)
見る
切
(逆引き)
アンドレイ、エヒミチはうんざりして、
長椅子
(
ながいす
)
の
上
(
うえ
)
に
横
(
よこ
)
になり、
倚掛
(
よりかかり
)
の
方
(
ほう
)
へ
突
(
つい
)
と
顔
(
かお
)
を
向
(
む
)
けたまま、
歯
(
は
)
を
切
(
くいしば
)
って、
友
(
とも
)
の
喋喋
(
べらべら
)
語
(
しゃべ
)
るのを
詮方
(
せんかた
)
なく
聞
(
き
)
いている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
くいしば(切)の例文をもっと
(4作品)
見る
喰縛
(逆引き)
看
(
み
)
ずや北斎は獄門にかけたる罪囚の
梟首
(
きょうしゅ
)
に対して、その乱れたる長き頭髪は苦悩の汗に
濡
(
ぬ
)
れ、
喰縛
(
くいしば
)
りたる
唇
(
くちびる
)
より真白き歯の露出せるさまを見ても、なほかつ平然としてこれを写生せるが如き
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
くいしば(喰縛)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
切緊
(逆引き)
いや、驚くまい事か、糸も
撥
(
ばち
)
も
投
(
ほう
)
り出して、
縋
(
すが
)
りついて介抱をしたんだけれども、歯を
切緊
(
くいしば
)
ってしまったから、
遊女
(
おいらん
)
の
空癪
(
そらしゃく
)
を扱うようなわけには
行
(
ゆ
)
かない。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くいしば(切緊)の例文をもっと
(1作品)
見る
咬切
(逆引き)
... われを射んとしたりしかど。
此度
(
こたび
)
もその矢われには当らず、肩の
辺
(
あたり
)
をかすらして、後の
木根
(
きのね
)
に立ちしのみ」ト。聞くに聴水は歯を
咬切
(
くいしば
)
り
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
くいしば(咬切)の例文をもっと
(1作品)
見る
喰締
(逆引き)
手拭の運動につれて、圭さんの太い
眉
(
まゆ
)
がくしゃりと寄って来る。鼻の穴が三角形に
膨脹
(
ぼうちょう
)
して、小鼻が
勃
(
ぼっ
)
として左右に展開する。口は腹を切る時のように堅く
喰締
(
くいしば
)
ったまま、両耳の方まで
割
(
さ
)
けてくる。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くいしば(喰締)の例文をもっと
(1作品)
見る
噛切
(逆引き)
ト
半
(
なかば
)
まで言切らぬ内、文三は血相を変てツと身を起し、ツカツカと
座舗
(
ざしき
)
を立出でて我
子舎
(
へや
)
へ戻り、机の前にブッ座ッて歯を
噛切
(
くいしば
)
ッての
悔涙
(
くやしなみだ
)
、ハラハラと膝へ
濫
(
こぼ
)
した。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
くいしば(噛切)の例文をもっと
(1作品)
見る
囓切
(逆引き)
トいって歯を
囓切
(
くいしば
)
ッて
差俯向
(
さしうつむ
)
く。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
くいしば(囓切)の例文をもっと
(1作品)
見る
食縛
(逆引き)
人々はわやわや云いながらお杉の
周囲
(
まわり
)
に群れ
集
(
あつま
)
ると、
婆
(
ばばあ
)
は歯を
食縛
(
くいしば
)
って正体もない。巡査は小膝を突いて抱え上げた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
くいしば(食縛)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
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きっ
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くひしば