“きゝい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞入33.3%
肯入25.0%
聴入16.7%
聽入8.3%
聽容8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うを聞入きゝいれず、源次郎は是を機会しお跣足はだしにて根府川石ねぶかわいし飛石とびいしを伝いて帰りました。
しては成らんぞ、悪口あっこうしても棄置かんぞよ、いよ/\肯入きゝいれなければ兎も角も、血気にはやって心得違いをいたすまいぞよ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
馬はたましひかたむけて聴入きゝいる如し
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
とんことさ。』と、ミハイル、アウエリヤヌヰチは聽入きゝいれぬ。『ワルシヤワこそきみせにやならん、ぼくが五ねん幸福かうふく生涯しやうがいおくつたところだ。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「お父樣とうさま、しばらくおいとまいただききたうございます」とおそるおそるちゝまへにでて、おねがひしました。そしてこゝろうちでは、どうか聽容きゝいれてくれるといいが。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
げてのわびごとなんとしてするべきならずよしやひざげればとて我親わがおやけつしてきゝいれはなすまじく乞食こつじき非人ひにん落魄おちぶるとも新田如につたごときに此口このくちくされてもたすけを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)