“きゝいれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
聞入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今夜隣の源次郎が来て当家に泊るに相違ないから、殿様に明日みょうにちの釣をおめなさるように御意見を申し上げ、もしうしてもお聞入きゝいれのない其の時は
呼込よびこんでは必らず騷動さうどうにならんと思ひ腹の立のをこらへ/\て久兵衞をなだめ離縁状を取んとすれ共彼勿々なか/\聞入きゝいれず猶々つのりて不法を云ゆゑよんどころなく後藤半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まととお節もつゞいて立上り是非ともお願ひ申た上お聞入きゝいれのない時は御家老樣の御玄關げんくわんで其儘した喰切くひきりつゝ死して夫の身代みがはりにと云ば藤八打點頭うちうなづきオヽよく云た其くらゐ度胸どきよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もませ呉んと一同にて仕組しくみしことゆゑ千太郎の云ふ事を少しも聞入きゝいれず御養父がもしわからぬ叱言こごとを言れなば仲間一同にて引受ひきうけ貴樣おまへ御迷惑ごめいわくかけまじ一年にたゞ一度の參會故夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)