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肯入
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きゝい
ふりがな文庫
“
肯入
(
きゝい
)” の例文
旅店
(
りよてん
)
の
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
も
押返
(
おしかへ
)
すやうにお
留
(
と
)
め
申
(
まを
)
しては
居
(
を
)
りますが、
手足
(
てあし
)
を
掉
(
ふ
)
つてお
肯入
(
きゝい
)
れなく、
靴
(
くつ
)
で
蹴飛
(
けと
)
ばしていらツしやいます。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しては成らんぞ、
悪口
(
あっこう
)
しても棄置かんぞよ、いよ/\
肯入
(
きゝい
)
れなければ兎も角も、血気に
逸
(
はや
)
って心得違いをいたすまいぞよ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
平生
(
へいぜい
)
荒々しき事ばかり致しますので、母親も見兼て
度々
(
たび/\
)
意見を加えましたが、強情なる文治は一向
肯入
(
きゝい
)
れませぬ。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大「これさ、しッ/\……主人の言葉を
背
(
そむ
)
く奴だから捨置き難い、どうか始終は林藏と添わしてやりたいから、段々話をしても
肯入
(
きゝい
)
れんから、
已
(
や
)
むを得ず
斯
(
かく
)
の通り致した」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手前は
彼
(
あ
)
のような悪人にお構いなさるなと
強
(
た
)
って止めましたが、日頃の御気象、お
肯入
(
きゝい
)
れもなく其の儘おいでになりました、其の時は何ういうお掛合をなすったか知りませんが
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
肯
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“肯”で始まる語句
肯
肯定
肯綮
肯分
肯首
肯諾
肯定者