“きよくぶ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:キヨクブ
語句割合
局部100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指(ゆび)で壓(お)して見(み)ると、頸(くび)と肩(かた)の繼目(つぎめ)の少(すこ)し脊中(せなか)へ寄(よ)つた局部(きよくぶ)が、石(いし)の樣(やう)に凝(こ)つてゐた。御米(およね)は男(をとこ)の力(ちから)一杯(いつぱい)にそれを抑(おさ)えて呉(く)れと頼(たの)んだ。宗助(そうすけ)の額(ひたひ)からは汗(あせ)が煑染(にじ)み出(だ)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
噴火(ふんか)の間際(まぎは)になると、極(きは)めて狹(せま)い範圍(はんい)のみに感(かん)ずる地震(ぢしん)、即(すなは)ち局部(きよくぶ)の微震(びしん)が頻々(ひんぴん)に起(おこ)ることが通常(つうじよう)である。地表近(ちひようちか)くに進出(しんしゆつ)して來(き)た蒸氣(じようき)が、地表(ちひよう)を破(やぶ)らうとする働(はたら)きのために起(おこ)るものであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
醫者(いしや)は芥子(からし)を局部(きよくぶ)へ貼(は)る事(こと)と、足(あし)を濕布(しつぷ)で温(あたゝ)める事(こと)と、夫(それ)から頭(あたま)を氷(こほり)で冷(ひや)す事(こと)とを、應急(おうきふ)手段(しゆだん)として宗助(そうすけ)に注意(ちゆうい)した。さうして自分(じぶん)で芥子(からし)を掻(か)いて、御米(およね)の肩(かた)から頸(くび)の根(ね)へ貼(は)り付(つ)けて呉(く)れた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)