“かはかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川上86.7%
河上13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さま/″\のをんな引込ひつこむのをとしたが、當春たうしゆん天氣てんきうらゝかに、もゝはなのとろりと咲亂さきみだれた、あたゝかやなぎなかを、川上かはかみほそステツキ散策さんさくしたとき上流じやうりうかたよりやなぎごとく、ながれなびいて
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其方そのかたさしてあゆむ人はみな大尉たいゐかうを送るの人なるべし、両国橋りやうごくばしにさしかゝりしは午前七時三十分、や橋の北側きたがは人垣ひとがきたちつどひ、川上かはかみはるかに見やりて、みどりかすむ筑波つくばの山も
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
河上かはかみ根白ねじろ高萱たかがやあやにあやにさ寝さ寝てこそことにしか」(三四九七)というのがあって参考になる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かどた石のうへに鶺鴒が一羽とまつた位である。三四郎は水のなかながめてゐた。水が次第ににごつてる。見ると河上かはかみで百姓が大根を洗つてゐた。美禰子の視線は遠くの向ふにある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
河上かはかみ五百箇ゆつ磐群いはむらくさむさずつねにもがもな常処女とこをとめにて 〔巻一・二二〕 吹黄刀自
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
河上かはかみ根白高萱ねじろたかがやあやにあやにさ宿てこそことにしか (同・三四九七)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)