河上かはかみ)” の例文
河上かはかみ根白ねじろ高萱たかがやあやにあやにさ寝さ寝てこそことにしか」(三四九七)というのがあって参考になる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かどた石のうへに鶺鴒が一羽とまつた位である。三四郎は水のなかながめてゐた。水が次第ににごつてる。見ると河上かはかみで百姓が大根を洗つてゐた。美禰子の視線は遠くの向ふにある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
河上かはかみ五百箇ゆつ磐群いはむらくさむさずつねにもがもな常処女とこをとめにて 〔巻一・二二〕 吹黄刀自
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
河上かはかみ根白高萱ねじろたかがやあやにあやにさ宿てこそことにしか (同・三四九七)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)