“おてんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御天氣66.7%
晴日33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本當ほんたう御天氣おてんきだわね」となかひとごとやうひながら、障子しやうじけたまゝまた裁縫しごとはじめた。すると宗助そうすけひぢはさんだあたますこもたげて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御出家ごしゆつけ今日けふ御天氣おてんき如何いかゞでせうな。」
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さむいでせう、御氣おきどくさまね。生憎あいにく御天氣おてんき時雨しぐれたもんだから」と御米およね愛想あいそつて、鐵瓶てつびんぎ、昨日きのふのりいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけおほ方角はうがくいて早足はやあしうつした。今日けふ日曜にちえうも、のんびりした御天氣おてんきも、もうすで御仕舞おしまひだとおもふと、すこ果敢はかないやうまたさみしいやう一種いつしゆ氣分きぶんおこつてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ああ! はたして昨日が晴日おてんきであつたかどうかも
暗い天候 (新字旧仮名) / 中原中也(著)