異妖編いようへん
K君はこの座中で第一の年長者であるだけに、江戸時代の怪異談をたくさんに知っていて、それからそれへと立て続けに五、六題の講話があった。そのなかで特殊のもの三題を選んで左に紹介する。 一新牡丹燈記 剪燈新話のうちの牡丹燈記を翻案した、かの山東京 …