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『犬の八公』
ふりがな文庫
『
犬の八公
(
いぬのはちこう
)
』
或る山奥の村に、八太郎といふ独者がゐました。呑気な男で、皆のやうに一生懸命に働いてお金をためることなんか、知りもしないし考へもしないで、のらくらとその日その日を送つてゐました。食物がなくなると、日傭稼ぎに出たり、遠い町へ使ひに行つたりして、 …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「童話」コドモ社、1926(大正15)年7月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
す
)
温
(
あたたか
)
可哀
(
かはい
)
上
(
あが
)
廻
(
まは
)
恐
(
こは
)
僅
(
わづ
)
使
(
つかひ
)
達
(
たち
)
蓆
(
ござ
)
袋叩
(
ふくろたた
)
真黒
(
まつくろ
)
漸
(
やうや
)
済
(
すま
)
泥坊
(
どろばう
)
明日
(
あした
)
或
(
あ
)
雫
(
しづく
)
引捕
(
ひつとら
)
鯉
(
こひ
)
喧嘩
(
けんくわ
)
諦
(
あきら
)
眼
(
め
)
私
(
わたし
)
稼
(
かせ
)
処
(
ところ
)
肥
(
ふと
)
傘
(
かさ
)
蕪
(
かぶ
)
俺
(
おれ
)
見馴
(
みな
)
誰
(
たれ
)
出逢
(
であ
)
貰
(
もら
)
何処
(
どこ
)
隅
(
すみ
)
云
(
い
)
食物
(
たべもの
)
馬鹿
(
ばか
)
鮒
(
ふな
)
一団
(
ひとかたまり
)
吠
(
ほ
)
家
(
うち
)
嬉
(
うれ
)
怨
(
うら
)
囁
(
ささや
)
戻
(
もど
)
挨拶
(
あいさつ
)
呑気
(
のんき
)
暫
(
しばら
)
呆
(
あき
)
眺
(
なが
)
叱
(
しか
)
取戻
(
とりもど
)
然
(
しか
)
独者
(
ひとりもの
)
独語
(
ひとりごと
)
田圃
(
たんぼ
)
眉
(
まゆ
)
真中
(
まんなか
)
布団
(
ふとん
)