“独者”の読み方と例文
読み方割合
ひとりもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺は独者ひとりものだし、の、それだけの事で、ほかにゃあやも何にもありゃしねえんだから、お前も旅の者らしくさっぱりしてくんねえな。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
いつも鑵詰かんづめばかり買うのみならず、シャツや上着もボタンの取れたのを着ているのを見て、女はいよいよわたくしをアパート住いの独者ひとりものと推定したのである。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
クリスマスの晩だのに、そんな風に一人ですわっているところを見ると、まるで男の独者ひとりもののようね。