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独者
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ひとりもの
ふりがな文庫
“
独者
(
ひとりもの
)” の例文
俺は
独者
(
ひとりもの
)
だし、の、それだけの事で、ほかにゃ
綾
(
あや
)
も何にもありゃしねえんだから、お前も旅の者らしくさっぱりしてくんねえな。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
いつも
鑵詰
(
かんづめ
)
ばかり買うのみならず、シャツや上着もボタンの取れたのを着ているのを見て、女はいよいよわたくしをアパート住いの
独者
(
ひとりもの
)
と推定したのである。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
クリスマスの晩だのに、そんな風に一人で
坐
(
すわ
)
っているところを見ると、まるで男の
独者
(
ひとりもの
)
のようね。
一人舞台
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
プロホルは一体妙な男で、平生
詞数
(
ことばかず
)
を言はず、年を取つても
独者
(
ひとりもの
)
で暮し、誰とも交際しない。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
或
(
あ
)
る山奥の村に、
八太郎
(
はちたらう
)
といふ
独者
(
ひとりもの
)
がゐました。
呑気
(
のんき
)
な男で、皆のやうに一生懸命に働いてお金をためることなんか、知りもしないし考へもしないで、のらくらとその日その日を送つてゐました。
犬の八公
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“独”で始まる語句
独
独逸
独言
独楽
独語
独身
独身者
独活
独鈷
独乙