“詞数”の読み方と例文
読み方割合
ことばかず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お玉は手持不沙汰なように、不断自分のいる所にいて、火鉢のへりでたり、火箸ひばしをいじったりしながら、恥かしげに、詞数ことばかず少く受答うけこたえをしている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
二人は日常の事を詞数ことばかず多く話し合った。どうも物を言いめるのがこわいような気がするのである。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
プロホルは一体妙な男で、平生詞数ことばかずを言はず、年を取つても独者ひとりもので暮し、誰とも交際しない。