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鵲
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かさゝぎ
ふりがな文庫
“
鵲
(
かさゝぎ
)” の例文
それは白雲の瀧といふので、その瀧の末の流れを
鵲
(
かさゝぎ
)
の橋によつて渡つて對岸へ路はつゞく。橋の上は丁度白雲の瀧を見るによい。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鵲
(
かさゝぎ
)
一羽でも、兎一疋でも、己の前は素通りはさせない。樺太から来た奴なんぞを
見逭
(
みのが
)
してなるものかと、不断言つてゐるさうだ。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
門外
(
おもて
)
の
道
(
みち
)
は、
弓形
(
ゆみなり
)
に
一條
(
ひとすぢ
)
、ほの/″\と
白
(
しろ
)
く、
比企
(
ひき
)
ヶ
谷
(
やつ
)
の
山
(
やま
)
から
由井
(
ゆゐ
)
ヶ
濱
(
はま
)
の
磯際
(
いそぎは
)
まで、
斜
(
なゝめ
)
に
鵲
(
かさゝぎ
)
の
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
したやう
也
(
なり
)
。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
元朝のフレスコ風の雪のなかから、
鵲
(
かさゝぎ
)
のやうに雪をかついできた郵便配達夫は、わたしに「おめでたう」といつた。かれはわたしの掌に、書翰の一束を落としてすぎる。
希臘十字
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
此
(
この
)
話
(
はなし
)
は一
同
(
どう
)
に
著
(
いちじる
)
しき
感動
(
かんどう
)
を
與
(
あた
)
へました。
中
(
なか
)
には
遁出
(
にげだ
)
した
鳥
(
とり
)
さへあり、
年老
(
としと
)
つた一
羽
(
わ
)
の
鵲
(
かさゝぎ
)
は
用心深
(
ようじんぶか
)
くも
身仕舞
(
みじまひ
)
して、『
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
らう、
夜露
(
よつゆ
)
は
咽喉
(
のど
)
に
毒
(
どく
)
だ!』と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
鵲
(
かさゝぎ
)
の飛翔の道は
詩集夏花
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
元住吉の野なか、車中からわたしは一羽の
鵲
(
かさゝぎ
)
をみとめた。痩身長脚、羽根は霜を浴びたほどに白い。——
亭
(
たか
)
い野の
欅
(
けやき
)
にとまるとき、それは樹をひきたたせる
頭飾
(
りぼん
)
となつた。
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
“鵲(カササギ)”の解説
カササギ(鵲、Pica pica)は、鳥綱スズメ目カラス科に分類される鳥類。近年はP. picaから、P. asirensis・P. bottanensis・P. mauritanica・P. sericaを分割する説が提唱されている。
(出典:Wikipedia)
鵲
漢検1級
部首:⿃
19画
“鵲”を含む語句
耆婆扁鵲
扁鵲
鵲豆
烏鵲
喜鵲
水鵲
烏鵲楼
鵲鉾
鵲橋
鵲尾坡
連鵲
病鵲
異鵲
柳鵲
扁鵲倉公列伝
山鵲
尾白鵲
婆鵲三秘