そこで鎖帷子、名乗り合い、本懐遂げて帰参のよろこび、国許に待つ許婚と三々九度といったようなどれもこれも同じようなものであった。
しかし泳ぎの達人であった王は、盾の下で鎖帷子を脱ぎ捨てここを逃げのびてヴェンドランドの小船に助けられたといううわさも伝えられた。
“鎖帷子”の解説
鎖帷子(くさりかたびら)は、鎧形式の防具の一種。帷子とは肌着として使われる麻製の単衣のことであり鎖製の帷子の意。衣服の下に着用することから着込みとも呼ばれる。洋の東西問わず古代から現代まで使用し続けられていて、西洋のものは英語でホーバーク(hauberk)、バーニ(byrnie)、チェインメイル(chain mail)、または単にメイル(mail)と言い、特に衣服の下に着用するものではなく、チェインメイルの上に外衣(英: Tabard)を着用することもあった。現存するものは15-20㎏前後のものが多い。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“鎖帷子”で始まる語句