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『着物』
ふりがな文庫
『
着物
(
きもの
)
』
こんな夢を見た。 何でも料理屋か何からしい。広い座敷に一ぱいに大ぜい人が坐つてゐる。それが皆思ひ思ひに洋服や和服を着用してゐる。 着用してゐるばかりぢやない。互に他人の着物を眺めては、勝手な品評を試みてゐる。 「君のフロックは旧式だね。自然 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「点心」1922(大正11)年5月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
抛
(
はふ
)
如何
(
いかが
)
傲慢
(
がうまん
)
喝破
(
かつぱ
)
尤
(
もつと
)
結城
(
ゆふき
)
不遜
(
ふそん
)
匆々
(
そうそう
)
恬然
(
てんぜん
)
漆紋
(
うるしもん
)
生憎
(
あいにく
)
縞
(
しま
)
襟垢
(
えりあか
)
鞭撻
(
べんたつ
)
鱗
(
うろこ
)