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酒菰
ふりがな文庫
“酒菰”の読み方と例文
読み方
割合
さかごも
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかごも
(逆引き)
しかも、頭から
酒菰
(
さかごも
)
をかぶって、まるで
乞食
(
こじき
)
のような風態をしているのに、親方はばかに親切に世話をしていました。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あまりの
不憫
(
ふびん
)
さに無常を感じ、法体となって名を
蔵主
(
ぞうす
)
と改めたと見しは夢、まことは野原の妖狐にあべこべに化かされて、
酒菰
(
さかごも
)
古畳
(
ふるだたみ
)
を
袈裟
(
けさ
)
衣
(
ころも
)
だと思っていたという筋である。
仇討たれ戯作
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そういわれると、
対手
(
あいて
)
は急に、穴へでも入りたそうにうつむいた。
酒菰
(
さかごも
)
をかぶっているので人相はわからないが、とにかく、乞食であることは、一目で分る。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酒菰(さかごも)の例文をもっと
(6作品)
見る
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
菰
漢検準1級
部首:⾋
12画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽
“酒菰”のふりがなが多い著者
吉川英治
林不忘