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きんちょう
ふりがな文庫
“
金打
(
きんちょう
)” の例文
宜しい手前も
武士
(
さむらい
)
で
金打
(
きんちょう
)
致します…今日はいけません…木刀を
帯
(
さ
)
して来たから今日は金打は出来ませんが、
外
(
ほか
)
に
何
(
ど
)
の様なる証拠でも致します
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そのことは、大津の宿端れで、由良の伝吉という者からも
詳
(
くわ
)
しく承り、いつにても新九郎殿が望みの時機に、立ち合うという
金打
(
きんちょう
)
まで与えました。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金打
(
きんちょう
)
、嘘だとは思わぬ。したが、飢えて泣いているのは、天下、その何十人だけだと思っているのか? 馬鹿っ!
斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
金打
(
きんちょう
)
して、耳もとに叫ぶと法外先生は微笑を洩らしたきり、それなり一言も口をひらかずに、
逝
(
い
)
ったのだった。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
莞爾
(
かんじ
)
として
笑
(
え
)
みをのせると、かちりと強く
金打
(
きんちょう
)
して見せましたものでしたから、たのもしげな右門のその誓約にようやくお小姓は
愁眉
(
しゅうび
)
を開いて、事の子細を打ち明けました。
右門捕物帖:07 村正騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
もし正夢で御病気ならば、御看病申上げて、其後は
屹
(
きっ
)
と帰る。
金打
(
きんちょう
)
致して誓い申す
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
また武士の
金打
(
きんちょう
)
同様に女人はこの梛の葉を引きて誓言せり。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「諾!
金打
(
きんちょう
)
! 範之丞殿!」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
金打
(
きんちょう
)
、嘘だとは思わぬ。したが飢えて泣いているのは、天下、その何十人だけだと思っているのか? 馬鹿っ!
天狗外伝 斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
造酒は、
傍
(
かたわ
)
らの愛刀、
阪東
(
ばんどう
)
二
郎
(
ろう
)
幸村
(
ゆきむら
)
の
鍛
(
う
)
って
野分
(
のわけ
)
の称ある逸剣を取って、ニヤニヤ笑いながら、「
金打
(
きんちょう
)
しよう」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
認
(
したた
)
めてやるは易いが、折あしく、
矢立
(
やたて
)
懐紙
(
かいし
)
の用意もないが……む、
金打
(
きんちょう
)
してとらせる」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飯「そんな事を云っては困るよ、
己
(
おれ
)
がもう
請
(
う
)
けをした、
金打
(
きんちょう
)
をしたから仕方がない」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこの境内に登って、遙か山伏山の裾野の田万里に別れを惜しみ、その時、この三人の間で、出羽殿への復讐を固く誓ったので——神前に額ずいて、三人同時に
金打
(
きんちょう
)
いたしてござる。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
飯「宜しい、差上げましょう、
御胡乱
(
ごうろん
)
に
思召
(
おぼしめ
)
すならば
金打
(
きんちょう
)
でも致そうかね」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
誓紙
(
せいし
)
の
支度
(
したく
)
は
暇
(
ひま
)
どるばかり、それよりも
武門
(
ぶもん
)
の
金打
(
きんちょう
)
、おうたがいあるな」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ふたたび劉家や桃花村には
仇
(
あだ
)
をしないという誓いを二人に立てさせ、二人が矢を折ッて、悪党仁義の
金打
(
きんちょう
)
をしたのを見ると、
劉
(
りゅう
)
老人を里へ帰し、自分もまた、
飄
(
ひょう
)
としてここを立ち去ってしまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚