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近
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きん
ふりがな文庫
“
近
(
きん
)” の例文
「
御米
(
およね
)
、
近来
(
きんらい
)
の
近
(
きん
)
の字はどう書いたっけね」と尋ねた。細君は別に
呆
(
あき
)
れた様子もなく、若い女に特有なけたたましい笑声も立てず
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「電気というものは、長い線で山の奥からひっぱって来るもんだでのイ、その線をば夜中に
狐
(
きつね
)
や
狸
(
たぬき
)
がつたって来て、この
近
(
きん
)
ぺんの
田畠
(
たはた
)
を荒らすことはうけあいだね」
おじいさんのランプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「
御米
(
およね
)
、
近來
(
きんらい
)
の
近
(
きん
)
の
字
(
じ
)
はどう
書
(
か
)
いたつけね」と
尋
(
たづ
)
ねた。
細君
(
さいくん
)
は
別
(
べつ
)
に
呆
(
あき
)
れた
樣子
(
やうす
)
もなく、
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
に
特有
(
とくいう
)
なけたゝましい
笑聲
(
わらひごゑ
)
も
立
(
た
)
てず
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
矢
(
や
)
つ
張
(
ぱ
)
り
左樣
(
さう
)
か」と
云
(
い
)
つたが、
冗談
(
じようだん
)
でもなかつたと
見
(
み
)
えて、
別
(
べつ
)
に
笑
(
わらひ
)
もしなかつた。
細君
(
さいくん
)
も
近
(
きん
)
の
字
(
じ
)
は
丸
(
まる
)
で
氣
(
き
)
にならない
樣子
(
やうす
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
細君
(
さいくん
)
は
立
(
た
)
て
切
(
き
)
つた
障子
(
しやうじ
)
を
半分
(
はんぶん
)
ばかり
開
(
あ
)
けて、
敷居
(
しきゐ
)
の
外
(
そと
)
へ
長
(
なが
)
い
物指
(
ものさし
)
を
出
(
だ
)
して、
其先
(
そのさき
)
で
近
(
きん
)
の
字
(
じ
)
を
縁側
(
えんがは
)
へ
書
(
か
)
いて
見
(
み
)
せて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“近”を含む語句
近傍
近所
附近
近辺
近江
間近
近隣
近代
遠近
近付
近郊
近々
近習
端近
付近
最近
近郷
近処
近眼鏡
昵近
...