わし)” の例文
我は身をわがたのもしき伴侶ともによせたり、我またいかで彼を觸れてわしるをえんや、誰か我を導いて山に登るをえしめんや 四—六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
つきひかりのきら/\と反射はんしやしてるなどはれず、港内かうない電燈でんとうひかり煌々くわう/\たる波止塲はとば附近ほとりからずつと此方こなたまで、金龍きんりうわしなみうへには、船艦せんかんうかこと幾百艘いくひやくさうふねふね前檣ぜんしやう白燈はくとう右舷うげん緑燈りよくとう
夕月夜さくらがなかのそよ風に天女さびたる御手みてとりわし
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
人間は丸木舟のからに乗つてわしかひだ。
南洋館 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
何等の怠慢おこたりぞ、何ぞかくとゞまるや、わしりて山にゆきてけがれを去れ、さらずば神汝等にあらはれたまはじ。 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
黎明あけぼの朝の時に勝ちてこれをその前よりわしらしめ、我ははるかに海の打震ふを認めぬ 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)