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貴下
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きか
ふりがな文庫
“
貴下
(
きか
)” の例文
「長良川博士よ。
貴下
(
きか
)
のおっしゃる意味は、これから大西洋のどこかに、新しい火山が噴火をはじめるだろうというのですかな」
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
今
(
いま
)
、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
の
成敗
(
せいばい
)
を
一身
(
いつしん
)
に
擔
(
にな
)
へる
貴下
(
きか
)
の
身命
(
しんめい
)
は、
吾等
(
われら
)
の
身命
(
しんめい
)
に
比
(
ひ
)
して、
幾十倍
(
いくじふばい
)
日本帝國
(
につぽんていこく
)
の
爲
(
ため
)
に
愛惜
(
あいせき
)
すべきものなり。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
だが、
貴下
(
きか
)
はやがて、如何なる警戒も我々の前には全く無力であることを悟られるであろう。我々は一度思い立った事は必ず
為
(
な
)
しとげる
習慣
(
ならわし
)
である。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「どうも有り難う。いずれ身元がわかったらお知らせします。あ……それから
貴下
(
きか
)
は岩形氏の住所を御存じですか」
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
貴下
(
きか
)
に serve する、すなわち用に立つことあらばあまんじて従う」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
郵便局員
貴下
(
きか
)
、
御心安
(
おこころやす
)
かれ、受取人の
立田織次
(
たつたおりじ
)
も、
同国
(
おなじくに
)
の平民である。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『
難船
(
なんせん
)
? それは
何
(
なん
)
ですか、
本船
(
ほんせん
)
には
絶
(
た
)
えず
海上
(
かいじやう
)
を
警戒
(
みは
)
る
當番
(
たうばん
)
水夫
(
すゐふ
)
があるです、
敢
(
あへ
)
て
貴下
(
きか
)
を
煩
(
はずら
)
はす
筈
(
はづ
)
も
無
(
な
)
いです。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
啓
(
けい
)
。しばらくでしたネ。しばらく会わないうちに、
貴下
(
きか
)
の
眼力
(
がんりき
)
はすっかり曇ったようだ。日比谷公園の吸血屍体の犯人を痣蟹の
仕業
(
しわざ
)
とみとめるなどとは何事だ。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
余がいかなる人物であるかは、
貴下
(
きか
)
も新聞紙上にてご承知であろう。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
××大使の紹介の下に
貴下
(
きか
)
に会いたがっている。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
貴下
(
きか
)
の柔順なる
忠僕
(
ちゅうぼく
)
」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
今
(
いま
)
は
死
(
し
)
を
待
(
ま
)
つばかりなり。
即
(
すなは
)
ち
難
(
なん
)
を
貴下
(
きか
)
の
許
(
もと
)
に
報
(
ほう
)
ず、
稻妻
(
いなづま
)
幸
(
さひはひ
)
に
死
(
し
)
せずして、
貴下
(
きか
)
に
此
(
この
)
書
(
しよ
)
を
呈
(
てい
)
するを
得
(
え
)
ば、
大佐
(
たいさ
)
よ、
乞
(
こ
)
ふ
策
(
はかりごと
)
を
廻
(
めぐ
)
らして
吾等
(
われら
)
の
急難
(
きふなん
)
を
救
(
すく
)
ひ
玉
(
たま
)
へ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“貴下”の意味
《代名詞》
同等・下位の相手に対する文語的な二人称の尊敬語。
(出典:Wiktionary)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“貴下”で始まる語句
貴下方
貴下等
貴下様
貴下に忠信なる