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見聞
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みきゝ
ふりがな文庫
“
見聞
(
みきゝ
)” の例文
佐「ウンそれは有難い事で、足利の江川村などに居ちゃア講釈でも義太夫でも芝居でも
見聞
(
みきゝ
)
をする事は出来やアしない」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
当分はまあ
宅
(
うち
)
に引込んで、回想録でも書くんですね。御存知の通り、私も長らく官海にゐたものですから、随分いろんな事を
見聞
(
みきゝ
)
してまゐりましたよ。それを
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
われは地底の雷聲と天半の火柱と此流とを
見聞
(
みきゝ
)
して、心中の弱處病處の一時に滅盡するを覺えたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
此
雪頽
(
なだれ
)
に
命
(
いのち
)
を
捨
(
おと
)
しし人、命を
拾
(
ひろひ
)
し人、我が
見聞
(
みきゝ
)
したるを
次
(
つぎ
)
の
巻
(
まき
)
に
記
(
しる
)
して
暖国
(
だんこく
)
の人の
話柄
(
はなしのたね
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
又
(
また
)
そのために
外
(
ほか
)
なりませんのでございますから、
見聞
(
みきゝ
)
のまゝを、やがて、と
存
(
ぞん
)
じます。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
見聞
(
みきゝ
)
して大いに悦びしとは雖も是までも萬事後藤の世話になりしことゆゑ
切
(
せめ
)
て
旅籠代
(
はたごだい
)
だけは衣類を賣て拂はんと
云
(
いふ
)
に夫をも
止
(
とめ
)
られ猶亦二十兩の
資本金
(
もとできん
)
まで長兵衞に預けし後藤の
深切
(
しんせつ
)
何と禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
毎日山鳥の啼く
音
(
ね
)
鶯の囀る声、雉子などが樹から樹へ飛びうつるのを、何の慾心なしに
見聞
(
みきゝ
)
している。そして絶えず新らしい木の香や、土の匂が彼にさわやかな清い心を与えているのであった。
惨事のあと
(新字新仮名)
/
素木しづ
(著)
ロミオ
其
(
その
)
鶴嘴
(
つるはし
)
と
鐵梃
(
かなてこ
)
を
此方
(
こち
)
へ。こりゃ、
此
(
この
)
書状
(
しょじゃう
)
をば、
明日
(
あす
)
早
(
はや
)
う
父上
(
ちゝうへ
)
へ
屆
(
とゞ
)
けてくれ。
其
(
その
)
炬火
(
たいまつ
)
をこちへ。さて、
確
(
しか
)
と
申附
(
まうしつ
)
くる、
如何
(
いか
)
な
事
(
こと
)
を
見聞
(
みきゝ
)
せうとも、
悉
(
こと/″\
)
く
立離
(
たちはな
)
れ、
予
(
わし
)
が
仕事
(
しごと
)
の
妨碍
(
さまたげ
)
をばすまいぞよ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
人智
(
じんち
)
を
尽
(
つく
)
してのちはからざる
大難
(
だいなん
)
にあふは
因果
(
いんぐわ
)
のしからしむる処ならんか。人にははかりしりがたし。人家の
雪頽
(
なだれ
)
にも家を
潰
(
つぶ
)
せし事人の死たるなどあまた
見聞
(
みきゝ
)
したれども、さのみはとてしるさず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“見聞”で始まる語句
見聞記
見聞覚知