“鐵梃”の読み方と例文
新字:鉄梃
読み方割合
かなてこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駒平が手にしてゐる道具は、鐵梃かなてこ一本だつた。彼はその鐵梃のさきで、石と石との間のわづかな隙をコツコツと叩いてゐた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
御坊ごばうよ、はやて、何處どこぞで、鐵梃かなてこ才覺さいかくして、いそいで此處こゝってくだされ。
ロミオ その鶴嘴つるはし鐵梃かなてこ此方こちへ。こりゃ、この書状しょじゃうをば、明日あすはや父上ちゝうへとゞけてくれ。その炬火たいまつをこちへ。さて、しか申附まうしつくる、如何いかこと見聞みきゝせうとも、こと/″\立離たちはなれ、わし仕事しごと妨碍さまたげをばすまいぞよ。