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袖
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たもと
ふりがな文庫
“
袖
(
たもと
)” の例文
思
(
おも
)
ひせまつて
梅川
(
うめかは
)
は、
袖
(
たもと
)
をだいてよろ/\よろ、
私
(
わたし
)
の
方
(
はう
)
へよろめいて、はつと
踏
(
ふ
)
みとまつて、
手
(
て
)
をあげた
時
(
とき
)
、
白
(
しろ
)
い
指
(
ゆび
)
がかちりと
鳴
(
な
)
つたのです。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
するとその
袖
(
たもと
)
を素早く掴んだ若旦那様は、お八代さんを又、ドッカリと畳の上に引据えまして、やはりギョロギョロと顔を見ておられたと思うと
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と庭へ下りて、無地の手拭を取って面部を包み、
跣足
(
はだし
)
で出て
行
(
ゆ
)
きますからお町はおど/\しながら
袖
(
たもと
)
に
縋
(
すが
)
り
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
堅く洋服に身を包んだ老紳士のあとに高貴な衣服の
裾
(
すそ
)
を
捌
(
さば
)
いて四十先位いな夫人らしい女が続き、次に青いショールをした十九か二十程の令嬢、その後に令嬢の長い
袖
(
たもと
)
を
動かぬ女
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
愈〻
(
いよ/\
)
平地
(
へいち
)
を
離
(
はな
)
れて
山路
(
やまぢ
)
にかゝると、これからが
初
(
はじ
)
まりと
言
(
い
)
つた
調子
(
てうし
)
で
張飛巡査
(
ちやうひじゆんさ
)
は
何處
(
どこ
)
からか
煙管
(
きせる
)
と
煙草入
(
たばこいれ
)
を
出
(
だ
)
したがマツチがない。
關羽
(
くわんう
)
も
持
(
もつ
)
て
居
(
ゐ
)
ない。これを
見
(
み
)
た
義母
(
おつかさん
)
は
徐
(
おもむろ
)
に
袖
(
たもと
)
から
取出
(
とりだ
)
して
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“袖”の解説
袖(そで)は、衣服の部分名称であり、筒状になっていて腕を通す部分である。スリーヴ(en: sleeve)、マンシュ(fr: manche)。
ほとんどは身頃と別に裁断・縫製し、できた後で身頃の肩に袖付(そでつけ)される。ただし、ドルマン・スリーヴなど、身頃から布地が続いているものも希にある。
袖のない衣服は、腕が露出するノースリーブか、マントのように上半身全体を外側から覆う衣服である。
(出典:Wikipedia)
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“袖”を含む語句
筒袖
両袖
袖無
領袖
袖口
袖畳
袖摺
袖乞
袖裏
広袖
長袖
袖屏風
鎧袖
兩袖
袖褄
鰭袖
袖搦
振袖新造
廣袖
突袖
...