“突袖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきそで75.0%
つつそで25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
団体の中に、一人、頭へ置手拭をして、突袖つきそでですましこんでいる若いのが、これが一行の大将株と覚しく、これのえりにさしてあった旗だけが少し違い
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
数寄屋橋内すきやばしうち、南番所御用部屋。まだ朝が早いので、下ッ引の数もほんの三四人、炉端にとぐろを巻いて、無駄ッ話をしているところへ、不機嫌な突袖つきそででズイと入って来た卅二三の男。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
矮小が、心得、抜衣紋ぬきえもん突袖つつそでで、据腰の露払。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)