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衰弱
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すいじゃく
ふりがな文庫
“
衰弱
(
すいじゃく
)” の例文
子宮癌
(
しきゅうがん
)
とのことだった。
金光教
(
こんこうきょう
)
に
凝
(
こ
)
って、お水をいただいたりしているうちに、
衰弱
(
すいじゃく
)
がはげしくて、寝付いた時はもう助からぬ状態だと町医者は診た。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
一
時
(
じ
)
重
(
おも
)
かった、
母
(
はは
)
の
病気
(
びょうき
)
もおいおいにいいほうへと
向
(
む
)
かいましたけれど、
衰弱
(
すいじゃく
)
しきったものはもとのごとく
元気
(
げんき
)
になるには、
手間
(
てま
)
がとれたのであります。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
積
(
つ
)
もる
苦労
(
くろう
)
、
重
(
かさ
)
なる
失望
(
しつぼう
)
、ひしひしと
骨身
(
ほねみ
)
にしみる
寂
(
さび
)
しさ……
私
(
わたくし
)
の
躯
(
からだ
)
はだんだん
衰弱
(
すいじゃく
)
してまいりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そばによってみると、博士は、心臓が
衰弱
(
すいじゃく
)
しているようで、
脈
(
みゃく
)
がわるいが、しかしちゃんと生きていた。X号はよろこんだ。博士はこんこんとねむっているらしい。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
復一の神経
衰弱
(
すいじゃく
)
が
嵩
(
こう
)
じて、すこし、おかしくなって来たという噂が高まった。事実、しんしんと
更
(
ふ
)
けた深夜の研究室にただ一人残って
標品
(
プレパラート
)
を作っている復一の姿は
物凄
(
ものすご
)
かった。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
あなたにとってはどうでしょうか、ぼくにとって、あのオリムピアへの旅は、一種青春の
酩酊
(
めいてい
)
のごときものがありました。あの前後を通じて、ぼくはひどい神経
衰弱
(
すいじゃく
)
にかかっていたような気がします。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
「勿論悪いですよ。体が
衰弱
(
すいじゃく
)
している証拠だから」
風宴
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
人間
(
にんげん
)
の
眼
(
め
)
には、
人
(
ひと
)
の
臨終
(
りんじゅう
)
というものは、ただ
衰弱
(
すいじゃく
)
した
一
(
ひと
)
つの
肉体
(
にくたい
)
に
起
(
おこ
)
る、あの
悲惨
(
ひさん
)
な
光景
(
ありさま
)
しか
映
(
うつ
)
りませぬが、
私
(
わたくし
)
にはその
外
(
ほか
)
にまだいろいろの
光景
(
ありさま
)
が
見
(
み
)
えるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「二十年前の人間は、悪病と栄養失調と非衛生とおどろくべき無知無能のために、このような
衰弱
(
すいじゃく
)
したからだを持っている。よくごらんなさい。これでも十五歳の少年なのである」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
前
(
まえ
)
にも
述
(
の
)
べたとおり、
私
(
わたくし
)
の
躯
(
からだ
)
はだんだん
衰弱
(
すいじゃく
)
して
来
(
き
)
たのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
たいへん
衰弱
(
すいじゃく
)
していたのだ。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
衰
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“衰”で始まる語句
衰
衰頽
衰微
衰兆
衰残
衰勢
衰褪
衰亡
衰容
衰弊