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祿
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ろく
ふりがな文庫
“
祿
(
ろく
)” の例文
新字:
禄
と。
鮑叔
(
はうしゆく
)
既
(
すで
)
に
管仲
(
くわんちう
)
を
進
(
すす
)
め、
身
(
み
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
に
下
(
くだ
)
る。((鮑叔ノ))
子孫
(
しそん
)
世
(
よよ
)
齊
(
せい
)
に
祿
(
ろく
)
せられ、
封邑
(
ほういふ
)
を
有
(
たも
)
つ
者
(
もの
)
十
餘世
(
よせい
)
、
常
(
つね
)
に
名大夫
(
めいたいふ
)
たり。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
武鑑にも出てゐる公儀御時計師廣田利右衞門で、京橋弓町に堂々たる屋敷を構へ、世々五十俵の
祿
(
ろく
)
を
食
(
は
)
んで立派な士分として遇せられました。
銭形平次捕物控:184 御時計師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「国に道が行われている時、仕えて
祿
(
ろく
)
を
食
(
は
)
むのは恥ずべきことではない。しかし、国に道が行われていないのに、その祿を食むのは恥ずべきである。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
聞
(
きい
)
て下されかし
素
(
もと
)
吾儕
(
それがし
)
は有馬家にて
祿
(
ろく
)
五百石を頂戴なし小姓頭を
勤
(
つとめ
)
たる大藤武左衞門と云者なるが
夫婦
(
ふうふ
)
の
中
(
なか
)
に子と言は是なるお
光
(
みつ
)
たゞ一人
然
(
しか
)
るに妻は七年前
世
(
よ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
氣の強い駒込の長五郎——嫁の親父の、あの
祿
(
ろく
)
でもなしも、聟の榮三郎の
愁嘆場
(
しうたんば
)
に
膽
(
きも
)
を潰して、マアマアと慰め方に廻つたのは、變な圖でしたよ
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
思ひ出し
偖
(
さて
)
も/\如何成事にて斯迄
武運
(
ぶうん
)
に
盡果
(
つきはて
)
たるこの身かな以前は越後家にて五百石の
祿
(
ろく
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
し物頭役をも
勤
(
つと
)
め大橋文右衞門とも云はれたる
武士
(
さふらひ
)
が人の金ゆゑ寢ず番を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
武家と言つても、久しい浪人暮しの、主人も
祿
(
ろく
)
もない鈴川主水は、町役人や土地の御用聞に立ち合つて貰ひ、一應弟佐野松の死骸の始末をしてゐるのでした。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大岡殿
(
おほをかどの
)
粂之進
(
くめのしん
)
を
白眼
(
にらま
)
れ其方
只今
(
たゞいま
)
公邊
(
かみ
)
の
祿
(
ろく
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
し御役を
勤
(
つと
)
め人の
理非
(
りひ
)
をも
糺
(
たゞ
)
す身の上と云ながら
誠
(
まこと
)
の火付盜賊は是なる伊兵衞を
差置
(
さしおき
)
科
(
とが
)
なき喜八を
捕
(
とら
)
へ
熟
(
とく
)
と
吟味
(
ぎんみ
)
もなく
送
(
おく
)
り
状
(
じやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
弟を失つた杉之助は、武家としての生活に
疑惧
(
ぎぐ
)
を生じ、そのまゝ
祿
(
ろく
)
を捨てて浪人し、宗方善五郎の隱れ住む江戸に來て、同じ町内の手習師匠などをして、何んとなしに五六年を過しました。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
祿
部首:⽰
13画
“祿”を含む語句
貫祿
元祿
秩祿
微祿
祿高
高祿
食祿召
陡祿日亞
金祿公債證書
美祿
總祿所
祿千石
祿兵衞
無祿
寺祿
兵祿玉
元祿長屋
元祿姿