“盡果”の読み方と例文
読み方割合
つきはて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ひ出しさても/\如何成事にて斯迄武運ぶうん盡果つきはてたるこの身かな以前は越後家にて五百石の祿ろく頂戴ちやうだいし物頭役をもつとめ大橋文右衞門とも云はれたる武士さふらひが人の金ゆゑ寢ず番を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
事共なさず半四郎は力に任せて打合うちあへども死生知らずの雲助ども十七八人むらがり立此方は助る味方もなく只一人の事なれば大力無双の身なれども先刻せんこくよりの打合に今は勢根せいこん盡果つきはてたれば傍邊かたへあぜ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
てらし給はぬにや國にては惡人あくにん小栗美作をぐりみまさかが爲にざんせられ終に浪人らうにんしてかく零落れいらく困窮こんきうに及び其上にも此度斯る無實むじつの難にあふ事はよく/\武運ぶうん盡果つきはてたりしか夫に付てもうらめしきは新藤市之丞殿が當時の名前并びに町所等ちやうどころとう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)