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着座
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ちやくざ
ふりがな文庫
“
着座
(
ちやくざ
)” の例文
此
(
この
)
時
(
とき
)
宗助
(
そうすけ
)
と
並
(
なら
)
んで
嚴肅
(
げんしゆく
)
に
控
(
ひか
)
えてゐた
男
(
をとこ
)
のうちで、
小倉
(
こくら
)
の
袴
(
はかま
)
を
着
(
つ
)
けた
一人
(
いちにん
)
が、
矢張
(
やはり
)
無言
(
むごん
)
の
儘
(
まゝ
)
立
(
た
)
ち
上
(
あ
)
がつて、
室
(
へや
)
の
隅
(
すみ
)
の
廊下口
(
らうかぐち
)
の
眞正面
(
ましやうめん
)
へ
來
(
き
)
て
着座
(
ちやくざ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
設
(
まう
)
けたり引れて
此處
(
このところ
)
へ
着座
(
ちやくざ
)
すれば左右には常樂院
天忠
(
てんちう
)
山内赤川藤井等の面々
威儀
(
ゐぎ
)
を
正
(
たゞ
)
して座を
占
(
しめ
)
たり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
卷上
(
まきあぐ
)
れば
二疊臺
(
にでふだい
)
に
雲間縁
(
うんけんべり
)
の
疊
(
たゝみ
)
の上に天一坊
威儀
(
ゐぎ
)
を
正
(
たゞ
)
して
着座
(
ちやくざ
)
なし大膳が名前を披露に及べば天一坊は
言葉
(
ことば
)
少
(
すく
)
なに
孰
(
いづれ
)
も神妙と
計
(
ばか
)
り大樣の
一聲
(
ひとこゑ
)
に皆々
低頭
(
ていとう
)
平身誰一人
面
(
おもて
)
を上て顏を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
驚かすばかりなり扨主税之助は
入側
(
いりがは
)
右の方に
着座
(
ちやくざ
)
なし引續きて附添の
小普請
(
こぶしん
)
組頭末座に親類石原文右衞門山内三右衞門
縁側
(
えんがは
)
には
家來
(
けらい
)
安間平左衞門罷出其
有樣
(
ありさま
)
最
(
いと
)
憎々
(
にく/\
)
しき面魂ひにて一
癖
(
くせ
)
有
(
ある
)
べき者と言ねど面に
顯
(
あらは
)
れつゝ吟味を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“着座”の意味
《名詞》
座席に着くこと。着席すること。
(出典:Wiktionary)
“着座(着座家)”の解説
着座家(ちゃくざけ)は、江戸時代の諸藩の上級藩士の家格の一つ。
細かい定義は、諸藩によってまちまちであるが、家老職になり得る家格という意味で使用される場合と、広義の老職、つまり年寄衆や中老職になり得る家格という意味で使用される場合がある。また着座または着座家の名称がない藩も存在している。
(出典:Wikipedia)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着類