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病身
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びょうしん
ふりがな文庫
“
病身
(
びょうしん
)” の例文
その
子
(
こ
)
の
家
(
うち
)
には、
妹
(
いもうと
)
があります。
弟
(
おとうと
)
があります。
父親
(
ちちおや
)
は、
死
(
し
)
んでしまってないために、
病身
(
びょうしん
)
の
母親
(
ははおや
)
は、じっとしていることもできずに
内職
(
ないしょく
)
をしています。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつも人にいじめられてばかりいた曾呂利本馬!
病身
(
びょうしん
)
らしい青白い顔の曾呂利本馬! 脚をけがして
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わけては、
病身
(
びょうしん
)
たりとも、がたくり、ふらふらと道わるを自動車にふんぞって来た奴等を、目さえ
切塞
(
きりふさ
)
いだかと驚かれる、が、慈救の橋は、易々と
欄干
(
らんかん
)
づきで、
静
(
しずか
)
に
平
(
たいら
)
かな境内へ、通行を許さる。
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(3)
病身
(
びょうしん
)
な夫
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
どんな
人形
(
にんぎょう
)
でもいいのです。
僕
(
ぼく
)
の
妹
(
いもうと
)
は、
病身
(
びょうしん
)
で、
家
(
いえ
)
にばかりいて、なんの
楽
(
たの
)
しみもありませんから、
人形
(
にんぎょう
)
を
送
(
おく
)
っていただいたら、たいへんに
喜
(
よろこ
)
ぶだろうと
思
(
おも
)
うのです。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
なにをするにしても、
病身
(
びょうしん
)
であって、
思
(
おも
)
うように
力
(
ちから
)
が
出
(
で
)
ず、
疲
(
つか
)
れていましたから、ほんとうに、どうしたら
旅費
(
りょひ
)
がつくれるだろうと
考
(
かんが
)
えながら、
少年
(
しょうねん
)
は
路
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いていました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
子
(
こ
)
の
手
(
て
)
は、
家
(
うち
)
にいる
病身
(
びょうしん
)
な
母親
(
ははおや
)
を
助
(
たす
)
けて
働
(
はたら
)
くので、
私
(
わたし
)
の
枝
(
えだ
)
が
霜
(
しも
)
に
痛
(
いた
)
んでいるよりも、もっと
風
(
かぜ
)
と
霜
(
しも
)
とに
傷
(
いた
)
んでいます。
寒
(
さむ
)
い、
寒
(
さむ
)
い
日
(
ひ
)
には、はれあがった
手
(
て
)
の
甲
(
こう
)
から
血
(
ち
)
がにじんでいます。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、
堪忍
(
かんにん
)
してやんなさい。なんといっても、まだ
子供
(
こども
)
だ。それに
病身
(
びょうしん
)
とみえて、あんなに
顔色
(
かおいろ
)
が
悪
(
わる
)
いのだから。」と、あばた
面
(
づら
)
の
男
(
おとこ
)
は、
仲
(
なか
)
へ
入
(
はい
)
って、その
場
(
ば
)
を
円
(
まる
)
くおさめてくれました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“病身”で始まる語句
病身勝