トップ
>
病中
>
びやうちう
ふりがな文庫
“
病中
(
びやうちう
)” の例文
思ひ出す程にして何も
斯
(
かう
)
して居られぬと又飛出しては夜泊り日泊り家には尻の据らねば終に
病中
(
びやうちう
)
ながら養父五兵衞の耳に
入
(
い
)
り
直
(
すぐ
)
に離縁と
憤
(
いきど
)
ほるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
第
(
だい
)
一、
病中
(
びやうちう
)
は、
其
(
そ
)
の
取乱
(
とりみだ
)
した
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せるのを
可厭
(
いや
)
がつて、
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
くのを
断
(
ことは
)
られた
自分
(
じぶん
)
ではないか。——
此
(
これ
)
は
悪
(
わる
)
い。こんな
処
(
ところ
)
を。あゝ、
済
(
す
)
まない。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寝
(
ね
)
て
居
(
ゐ
)
なくてはいけないなんの
病中
(
びやうちう
)
に
失礼
(
しつれい
)
も
何
(
なに
)
もあつたものぢやアないそれとも
少
(
すこ
)
し
起
(
お
)
きて
見
(
み
)
る
気
(
き
)
なら
僕
(
ぼく
)
に
寄
(
よ
)
りかゝつて
居
(
ゐ
)
るがいゝと
抱
(
いだ
)
き
起
(
おこ
)
せば
居直
(
ゐなほ
)
つて。
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
得ずと申されければ長庵は
病中
(
びやうちう
)
故
(
ゆゑ
)
心
(
こゝろ
)
に任せず
今更
(
いまさら
)
後悔
(
こうくわい
)
仕つり候併し先年中山出雲守樣の御
裁許濟
(
さいきよずみ
)
に相成候事と申す時越前守殿
礑
(
はつ
)
たと
白眼
(
にらま
)
れ如何に長庵其方病中にて見送りさへ致し得ぬと申しながら何として其廿八日の
未明
(
みめい
)
に平川天神の裏門通りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
貸くれと申すも餘り心なきことと存じ
斷
(
ことわ
)
り申候と云ひける時越前守殿其方は母の
病中
(
びやうちう
)
に一度見舞に參りしと菊が申立しが夫に相違なきやと
訊尋
(
たづね
)
られければお粂は少し
詞
(
ことば
)
の
淀
(
よど
)
みしが私し方甚だ
無人
(
ぶにん
)
にて私し店に居申さず候ては用向差支へ候ゆゑ
漸々
(
やう/\
)
一度見舞に參り候と申立るに越前守殿夫は
何時頃
(
いつごろ
)
の事なりと云るればお粂は指を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“病中”の意味
《名詞》
病気になっている間。
(出典:Wiktionary)
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“病”で始まる語句
病
病気
病人
病院
病氣
病臥
病葉
病床
病躯
病褥