“爲術”の読み方と例文
読み方割合
せんすべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盜(ぬす)みたりとの言懸りは是れも其方が仕業(しわざ)なるべし有體に白状せよと申さるゝに久兵衞心(こゝろ)の中(うち)に今度の事は其節(そのせつ)五兵衞と突合(つきあはせ)になり一旦白状したれば今さら爲術(せんすべ)なけれども百兩の金は何所(どこ)までも文右衞門に負(おは)せ渠(かれ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
三人寄(よれ)ど文珠(もんじゆ)さへ授けぬ奸智(かんち)の智慧袋(ちゑぶくろ)はたいた底(そこ)の破(やぶ)れかぶれ爲術(せんすべ)盡(つき)し荒仕事(あらしごと)娘に逢(あは)すと悦ばせて誘引(おびき)出すは斯々と忽ち極(きま)る惡計に獻(さし)つ酬(さゝ)れつ飮みながらとは云ふものゝ此(こ)の幕(まく)は餘り感心(かんしん)せぬ事成れば姉御(あねご)と己と鬮(くじ)にせんと紙縷(こより)捻(ひね)つて差出せばお定は引て莞爾(につこり)笑(わら)ひ矢張(やつぱり)兄貴(あにき)が當り鬮と云はれて三次は天窓(あたま)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相成ぬぞ此段屹度(きつと)申渡すぞと嚴敷(きびしく)申付られたり因て五兵衞は爲術(せんすべ)なく畏まり奉つるとて夫れより一同腰懸(こしかけ)へ下(さが)り五兵衞は八五郎に向ひ今仰せ渡されの儀(ぎ)は何卒持參金ばかりにて勘辨(かんべん)致し呉(くれ)られよと申ければ側(そば)に聞居たりし後藤半四郎は進みより否々(いや/\)道具類とても決して勘辨相成ず彼是云て埓明(らちあけ)ずは貴樣が嫁(よめ)のお秀へ毎夜々々不義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)