“埓明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だちゃあ25.0%
らちあか25.0%
らちあき25.0%
らちあけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「行きゃあすか、置きゃあすか、何うしゃあすか? 一寸も埓明だちゃあかんとぐざるぜも。行こうよ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
憑司は何にしても先役せんやくに立歸らんと色々賄賂まいないつかひけれども是ばかりはきふのことにも埓明らちあかず親子商議しけれども金は容易ようい調とゝのひ難く之に依て悴夫婦を江戸表へ稼ぎに出し金子を拵んと旅の用意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立出たちいでける是にて平澤村の方は調しら埓明らちあきしかば直樣隣村りんそん平野村へ立越たちこえ名主なぬし甚左衞門方へ落付おちつき村中殘らず呼集よびあつめ次右衞門三五郎の兩人は名主甚左衞門にむかひ其方にたづねたき仔細しさいあり今より廿二三年以前に平澤村のお三と申すばゞ當村たうそんへ參りしとうけたまはるが其者は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相成ぬぞ此段屹度きつと申渡すぞと嚴敷きびしく申付られたり因て五兵衞は爲術せんすべなく畏まり奉つるとて夫れより一同腰懸こしかけさがり五兵衞は八五郎に向ひ今仰せ渡されのは何卒持參金ばかりにて勘辨かんべん致しくれられよと申ければそばに聞居たりし後藤半四郎は進みより否々いや/\道具類とても決して勘辨相成ず彼是云て埓明らちあけずは貴樣がよめのお秀へ毎夜々々不義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)