“燭光:しょっこう” の例文
“燭光:しょっこう”を含む作品の著者(上位)作品数
夢野久作3
江戸川乱歩2
海野十三2
小川未明1
山本周五郎1
“燭光:しょっこう”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その十坪ほどの、細長い、箱のような小屋には、燭光しょっこうの弱い裸の電球が、天床てんじょうから一つぶらさがっているだけである。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そして或る夜、——元井エンジが晩めしを済ませ、燭光しょっこうの弱い電燈の下へ将棋盤を据えて、例のとおり自分に話しかけながら駒を並べた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
けっぱなしの百燭光しょっこうに照らされたインキの文字がまだ青々していた。
けむりを吐かぬ煙突 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのとき室内に一つ十燭光しょっこうの電灯がついた。これは会長がつけたのだ。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五十燭光しょっこうの電燈が、醜く歪んだ、格太郎の苦悶の姿を照し出した。
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
頭には、上から落ちてくる岩をふせぐための弾力のある帽子をしっかりかぶり、手にはするどいかぎのついた小さい手斧ておのと、強い燭光しょっこう手提灯てさげとうをもち、腰には長い綱をさげていた。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
明智はいいながら、話しを明るくするために、物置の天升からブラ下っていた、ほこりまみれの電燈を点じた。薄暗い五燭光しょっこうであったが、暗になれた目には、まぶしい程、パッと、部屋の中が明るくなった。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そんな具合でランプを使用する家とては、ほんの油町に一軒、人形町に一軒、日本橋に一軒というまれなものであったが、それが瓦斯燈ガスとうに変り、電燈に移って今日では五十燭光しょっこうでもまだ暗いというような時代になって
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
それは御覧の通り、部屋の中央に近く、四ツほど吊されております二百燭光しょっこうの電球のスイッチが、最前からこの部屋の中に息を殺していたらしい人間の手で、次から次にひねられたからで御座います……が、よく眼を止めて見ますと……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このよるいくまん燭光しょっこう消費しょうひする都会とかいあかるいよる光景こうけいなどは、この土地とち人々ひとびとのほとんどそのはなしいても理解りかいすることのできないことであったのです。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
めて、そうして、まだ醒めきらぬ酔眼をとろりとさせて、室内を見廻すと、誰もいないが、さながら自身のためにしてくれたもののように、カンカンと燭光しょっこうはかがやいているし、炉炭も適当に加わって、寝ざめの具合が、いかにも快適なものですから、納まり返って、
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
アヤツリ人形のように真正面を見据えて、何ともいえないおびえた表情をしながら、全身をヒッソリと硬ばらせたようであったが、やがて大急ぎで足下の反射ストーブを消して、頭の上にゆらめく百燭光しょっこうのスイッチを注意深くひねると、真暗まっくらになった薬戸棚の間を音もなく廊下にすべり出た。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)