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熟練
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じゆくれん
ふりがな文庫
“
熟練
(
じゆくれん
)” の例文
綱
(
つな
)
をぎつと
束
(
つか
)
ねて
引
(
ひ
)
かせる
手
(
て
)
もとや、
一
(
ひと
)
つづゝに
思案
(
しあん
)
しながら
然
(
しか
)
も
掴
(
つか
)
んだら
威勢
(
ゐせい
)
よくすいと
引
(
ひ
)
く
手
(
て
)
もとは
彼等
(
かれら
)
が
硬
(
こは
)
ばつた
手
(
て
)
でありながら
熟練
(
じゆくれん
)
してさうして
敏捷
(
びんせふ
)
に
運動
(
うんどう
)
する。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
魚沼郡の内にて縮をいだす事一様ならず、村によりて
出
(
いだ
)
す
品
(
しな
)
にさだめあり。こは
自
(
おのづか
)
らむかしより其
品
(
しな
)
にのみ
熟練
(
じゆくれん
)
して
他
(
ほか
)
の
品
(
しな
)
に
移
(
うつ
)
らざるゆゑ也。其所その品を
産
(
いだ
)
す事左のごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
汽車の
帰途
(
かへり
)
の路すがら、
奈何
(
どう
)
しても
通抜
(
とほりぬけ
)
が出来なかつたから、突然ではあつたが、なつかしい此村を訪問したと云ふ事、今では東京に理髪店を開いてゐて、
熟練
(
じゆくれん
)
な職人を四人も使つてるが
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怪我人等
(
けがにんら
)
は
只
(
たゞ
)
凝然
(
ぢつ
)
として
醫者
(
いしや
)
の
熟練
(
じゆくれん
)
した
手
(
て
)
もとを
凝視
(
ぎようし
)
した。
勘次
(
かんじ
)
は
他人
(
ひと
)
の
後
(
うしろ
)
から
爪立
(
つまだて
)
をした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
巫女
(
くちよせ
)
は
暫
(
しばら
)
く
手
(
て
)
を
合
(
あは
)
せて
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
で
何
(
なに
)
か
念
(
ねん
)
じて
居
(
ゐ
)
たが
風呂敷包
(
ふろしきづゝみ
)
の
儘
(
まゝ
)
箱
(
はこ
)
へ
兩肘
(
りやうひぢ
)
を
突
(
つ
)
いて
段々
(
だん/\
)
に
諸國
(
しよこく
)
の
神々
(
かみ/″\
)
の
名
(
な
)
を
喚
(
よ
)
んで、一
座
(
ざ
)
に
聚
(
あつ
)
めるといふ
意味
(
いみ
)
を
熟練
(
じゆくれん
)
したいひ
方
(
かた
)
で
調子
(
てうし
)
をとつていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
“熟練”で始まる語句
熟練工