無關係むかんけい)” の例文
新字:無関係
この舊新兩石器時代きゆうしんりようせつきじだいあひだには聯絡れんらくがあつて、けっして無關係むかんけいのものとすることが出來できないといふふうに、だん/″\かんがへられてたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
それから、ひなといふ言葉ことばには、意味いみうへでは無關係むかんけいで、たゞおんうへに、つゞけてたのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
たゞみなとおくではかような大事變だいじへんおこしてゐるにかゝはらず數十町すうじつちよう沖合おきあひではまつたくそれに無關係むかんけいであつて當時とうじそこを航行中こう/\ちゆうであつた石油發動機船せきゆはつどうきせん海岸かいがんけるかゝる慘事さんじ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
しかしながらそのようなたか殿堂でんどう近寄ちかよることや堂上どうじようのぼることは年齡ねんれい無關係むかんけいなことであるから、わが讀者どくしやたま/\かような場所ばしよ居合ゐあはせたとき大地震だいぢしん出會であふようなことがないともかぎらぬ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大火災だいかさいのときは、地震ぢしんとは無關係むかんけいに、旋風せんぷうおこちである。火先ひさきなかくぼ正面しようめんもつ前進ぜんしんするとき、そのまがかどには塵旋風ちりせんぷうづくべきものがおこる。また川筋かはすぢせつした廣場ひろば移動旋風いどうせんぷうによつておそはれやすい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)