トップ
>
炊
>
たい
ふりがな文庫
“
炊
(
たい
)” の例文
大抵
(
たいてい
)
の
家
(
うち
)
では
米
(
こめ
)
の
菱餅
(
ひしもち
)
を
出
(
だ
)
すのが
常例
(
じやうれい
)
であるが
勘次
(
かんじ
)
にはさういふ
暇
(
ひま
)
がないのでおつぎは
僅
(
わづか
)
に
小豆飯
(
あづきめし
)
を
炊
(
たい
)
て
重箱
(
ぢゆうばこ
)
を
持
(
もつ
)
て
行
(
い
)
つたのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
主税は、
当初
(
はじめ
)
から酔わなきゃ話せないで陶然としていたが、さりながら夫人、日本広しといえども、私にお
飯
(
まんま
)
を
炊
(
たい
)
てくれた
婦
(
おんな
)
は、お蔦の他ありません。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
振
(
ふり
)
ナニ/\
飯
(
めし
)
も
皆
(
みな
)
賣切
(
うりきれ
)
炊
(
たい
)
たのは少しも御座らぬといひつゝ武士の方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
じろ/\
眺
(
なが
)
め居るゆゑ
武士
(
さふらひ
)
は
眞實
(
まこと
)
に
當惑
(
たうわく
)
なし然らばいつその事此家に
泊
(
とま
)
るべし見れば
障子
(
しやうじ
)
に
御泊
(
おとま
)
り
宿
(
やど
)
と
記
(
しる
)
しあり夫に
最
(
も
)
はや
申刻
(
なゝつ
)
過
(
すぎ
)
にもなるべし餘り
草臥
(
くたびれ
)
たれば
泊
(
とま
)
りて行んにより飯も
寛
(
ゆる
)
りと
炊
(
たい
)
てもらうべし酒も取寄てもらはん
此所
(
ここ
)
へ
泊
(
とま
)
るとすれば
仔細
(
しさい
)
なしと
草鞋
(
わらぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“炊”を含む語句
飯炊
炊事
夕炊
雑炊
炊煙
一炊
炊事夫
煮炊
自炊
炊烟
大炊御門
炊事場
朝炊
大炊屋
御飯炊
大炊介
炊爨
土井大炊頭利位
炊事婦
大炊殿
...