“大炊介”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいのすけ66.7%
おほひのすけ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮名草紙で園部左衛門となっている大炊介おおいのすけは、男の中の男とでもいうような誠実な魂をもった大丈夫で、薄雪姫なる行子ゆきこのほうは、自分の生きる道を愛の方則から学びとるほか
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この勝頼が眼には織田の三万は、声のみの虚勢、徳川の七、八千などは、鎧袖一触がいしゅういっしょくにも値せぬ。何をさまで怖れるか、勝頼にはせぬ。……跡部あとべッ、大炊介おおいのすけッ、そちの思案はどうだ、はばからずいえ
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
定家假名遣と云ふのは定家卿が「拾遺愚草しふゐぐさう」を清書させるときに大炊介おほひのすけ親行と云ふ人に之れを命じた、其の親行が書き方を定めたと云ふことに傳はつて居ります。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)