“大炊御門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいのみかど50.0%
おおいみかど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月三日には、崇徳院を神とあがめることになり、昔合戦のあった大炊御門おおいのみかどの跡に社を建てておまつりした。これは、すべて法皇のお指図によるものであった。
まだ、学徒としては、若いほうであるが、国学では大家の列にかぞえられているし、京都にいた頃は、大炊御門おおいのみかど右大臣の庇護ひごをうけ、京都稲荷いなりの神官をしていた事もある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前関白月輪さきのかんぱくつきのわ公が、まず第一に指を折られる。次に、大炊御門おおいみかど左大臣、花山院兼雅かざんいんかねまさ、野々宮左大臣、兵部卿基親ひょうぶきょうもとちかなど、殿上てんじょう帰依者きえしゃだけをかぞえても、十指に余る。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みゆき先は、つい京極の大炊御門おおいみかどなので、関白、諸大臣、公卿殿上人ら、すべて供奉ぐぶ徒歩かちであった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)