“炊事夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいじふ33.3%
なべ33.3%
ナベ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもな用件は、講師じんの編成とか、助手や炊事夫すいじふその他の使用人の物色ぶっしょくとかいうことにあったらしく、帰ってくるとその人選難をかこつことがしばしばだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「前祝いだ、菜ッ葉ばしでなく晩にゃ少しはうめえものもくわせろよ。」と炊事夫なべに向って言ったりした。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)
船頭、下船頭が上座にすわり、漁夫がそれにつづき、陸廻ボエマワし、炊事夫ナベが一番下座だった。漁夫たちはむっつりとふくれた顔をし、案外元気がなかった。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)