“すいじふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炊事夫50.0%
炊事婦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもな用件は、講師じんの編成とか、助手や炊事夫すいじふその他の使用人の物色ぶっしょくとかいうことにあったらしく、帰ってくるとその人選難をかこつことがしばしばだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
本館の一部に炊事夫すいじふの家族と給仕の私室があり、なお向こうに空林庵くうりんあんという別棟べつむねの小さな建物があって、そこはここにいる三人の私室になっているので、それだけは除外してもらうことにする。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
炊事夫すいじふ並木夫婦なみきふうふに何かと世話をやいてもらって、入浴をしたり、広間に集まって食事をしたり、各室で大火鉢おおひばちをかこみながら、各地のおみやげを出しあって茶をのんだりするだけのことだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
あるのこと、ふるくから、この病院びょういん出入でいりして、炊事婦すいじふ看護婦かんごふと、顔見知かおみしりという老婆ろうばが、ふいに、おたけのもとへやってきて、まえ約束やくそくがあるのだから
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)