“炊事道具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいじどうぐ50.0%
コツヘル50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥座敷の次の間から、廊下一面に、にわかに買いこんできた水桶みずおけ、七輪、さら小鉢こばち……炊事道具すいじどうぐをいっさいぶちまけて、泉水の水で米をとぐ。違い棚で魚を切る。毎日毎晩、この騒ぎなので——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
適当な太さの蝋燭が見当らぬので、わたしは炊事道具コツヘルの包みから取り出したアルコール・ランプを載せると、恰度自由の篝火の模型の態を呈して、ロビンソンの横顔を赤々と照し出した。
幽霊の出る宮殿 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)