“常例”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつも50.0%
あたりまえ16.7%
じやうれい16.7%
じょうれい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが今朝起きて朝飯を喰べに下りて行くと、お花姉さんが澄まして常例いつもの席に坐っていたのには喫驚した。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
また食物も一日に麦焦むぎこがしの粉を二握りずつ一遍に与えるだけです。それだけではとても活きて居ることが出来ない。そこで大抵獄中に入れば知己しるべが差入物をするのが常例あたりまえになって居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
大抵たいていうちではこめ菱餅ひしもちすのが常例じやうれいであるが勘次かんじにはさういふひまがないのでおつぎはわづか小豆飯あづきめしたい重箱ぢゆうばこもつつたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
胴のまわり一メートル三、厚さ十センチというでかい蟒の胴を輪切りにした燻製が、常例じょうれいビフテキに使っていた特大皿から、はみ出しそうになっているのである。