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浮橋
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うきはし
ふりがな文庫
“
浮橋
(
うきはし
)” の例文
「さあ、どんなものでござりましょうか。わたくし共も詳しいことは存じませんが、なんでも
浮橋
(
うきはし
)
さんからそんな話がござりました」
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
天
(
あま
)
の
浮橋
(
うきはし
)
の上にて、山の神千二百生れたまふ也。
此
(
この
)
山の御神の母御名を
一神
(
いちがみ
)
の
君
(
きみ
)
と申す。此神産をして、三日までうぶ腹を
温
(
あたた
)
めず。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
何しろ夕霧と云い、
浮橋
(
うきはし
)
と云い、島原や
撞木町
(
しゅもくまち
)
の名高い
太夫
(
たゆう
)
たちでも、内蔵助と云えば、下にも置かぬように扱うと云う騒ぎでございましたから。
或日の大石内蔵助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
笹屋に戻ると、以前の広間に、内蔵助のうき大尽は、
敵娼
(
あいかた
)
の
浮橋
(
うきはし
)
の膝に体を
凭
(
もた
)
せかけ、
辻咄
(
つじばなし
)
の徳西だの、瀬川竹之丞だの、
幇間末社
(
たいこまっしゃ
)
にかこまれて
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし
天
(
あめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
の上までおいでになって、そこからお見おろしになりますと、下では勢いの強い神たちが、てんでんに
暴
(
あば
)
れまわって、大さわぎをしているのが見えました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
扨
(
さて
)
六日
(
むいか
)
には
泉山
(
せんざん
)
といふ
処
(
ところ
)
へお
出掛
(
でか
)
けになるに
就
(
つい
)
て、
私
(
わたくし
)
もお
供
(
とも
)
をいたし
四条通
(
しでうどほ
)
りから
五条
(
ごでう
)
を
渡
(
わた
)
り、
松原通
(
まつばらどほ
)
りから
泉山
(
せんざん
)
に
参
(
まゐ
)
りまするには、
予
(
かね
)
て話に聞いて
居
(
を
)
りました、
夢
(
ゆめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
といふのを
渡
(
わた
)
りました
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かれ二柱の神、
天
(
あめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
三
に立たして、その
沼矛
(
ぬぼこ
)
を
指
(
さ
)
し
下
(
おろ
)
して畫きたまひ、鹽こをろこをろに畫き
鳴
(
な
)
して
四
、引き上げたまひし時に、その矛の
末
(
さき
)
より
滴
(
したた
)
る鹽の積りて成れる島は、
淤能碁呂
(
おのごろ
)
島
五
なり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
夢の
浮橋
(
うきはし
)
、あら、なつかしや
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
夢の
浮橋
(
うきはし
)
中絶
(
なかた
)
ちて
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
天
(
あめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
という、雲の中に浮かんでいる橋の上へお出ましになって、いただいた
矛
(
ほこ
)
でもって、下のとろとろしているところをかきまわして、さっとお引きあげになりますと
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
怪我
(
けが
)
でもさせると
大変
(
たいへん
)
だと思つて今から心配でございます、モウ
明日
(
みやうにち
)
になりました……
夫
(
それ
)
に
私
(
わたし
)
の名が
貴方
(
あなた
)
、どうも
蓮華班
(
れんげまだら
)
といふのでげすからな、おまけに
夢
(
ゆめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
を
渡
(
わた
)
るといふので
替牛
(
かへうし
)
がお
前
(
まへ
)
さん
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“浮橋”で始まる語句
浮橋縫之助