“五条”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじょう50.0%
いつすじ33.3%
ごでう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坊主ぼうずではない、てんぐだというものもありました。そしてみんなこわがって、日がれると五条ごじょうはしをとおるものがなくなりました。
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
寺の門には、樹立こだちのもみじに、ほかほか真赤まっかに日がしたが、墓所はかしょは湿って暗い。線香の煙の、五条いつすじ、むらえる枯尾花になびく時、またぽつりぽつりと小雨がかかると。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さて六日むいかには泉山せんざんといふところへお出掛でかけになるについて、わたくしもおともをいたし四条通しでうどほりから五条ごでうわたり、松原通まつばらどほりから泉山せんざんまゐりまするには、かねて話に聞いてりました、ゆめ浮橋うきはしといふのをわたりました
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)