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五条
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ごじょう
ふりがな文庫
“
五条
(
ごじょう
)” の例文
坊主
(
ぼうず
)
ではない、てんぐだというものもありました。そしてみんなこわがって、日が
暮
(
く
)
れると
五条
(
ごじょう
)
の
橋
(
はし
)
をとおる
者
(
もの
)
がなくなりました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
裏門を過ぎると、すこし
田圃
(
たんぼ
)
があって、そのまわりに黄いろい
粗壁
(
あらかべ
)
の農家が数軒かたまっている。それが
五条
(
ごじょう
)
という床しい
字名
(
あざな
)
の残っている小さな部落だ。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
こう
考
(
かんが
)
えて、
弁慶
(
べんけい
)
は
黒糸
(
くろいと
)
おどしの
鎧
(
よろい
)
の上に
墨
(
すみ
)
ぞめの
衣
(
ころも
)
を
着
(
き
)
て、
白
(
しろ
)
い
頭巾
(
ずきん
)
をかぶり、なぎなたを
杖
(
つえ
)
について、
毎晩
(
まいばん
)
五条
(
ごじょう
)
の
橋
(
はし
)
のたもとに
立
(
た
)
っていました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
五条
(
ごじょう
)
、
四条
(
しじょう
)
、
三条
(
さんじょう
)
と、にぎやかな
町
(
まち
)
がつづいて、ひっきりなしに
馬
(
うま
)
や
車
(
くるま
)
が
通
(
とお
)
って、おびただしい人が出ていました。
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
すると、このごろは
毎晩
(
まいばん
)
五条
(
ごじょう
)
の
橋
(
はし
)
に
大坊主
(
おおぼうず
)
が出て、人の
刀
(
かたな
)
をとるという
評判
(
ひょうばん
)
がぱっと
高
(
たか
)
くなりました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“五条”で始まる語句
五条野
五条館
五条橋本
五条河原
五条大納言邦綱