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殼
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がら
ふりがな文庫
“
殼
(
がら
)” の例文
新字:
殻
私が千之助の変り果てた脱け
殼
(
がら
)
だと言ふことも解りませうが、そんな事をする前に、私は、自分の敵が討ちたかつたので御座います
銭形平次捕物控:056 地獄から来た男
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂と殆ど見分けの付かない・一寸蝉の
脱
(
ぬ
)
け
殼
(
がら
)
のやうな感じの・小さな蟹が無數に逃げ走るのである。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
結婚の
指環
(
ゆびわ
)
を受け取り、愛のすべての形式(きつと彼が注意深く守るであらうが)を忍び、魂はまつたく拔け
殼
(
がら
)
であることを、知ることが出來ようか、彼が與へる
愛撫
(
あいぶ
)
は
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
春
(
はる
)
から
夏
(
なつ
)
にかけて
山
(
やま
)
の
雪
(
ゆき
)
が
消
(
き
)
えた
頃
(
ころ
)
が、この
山火事
(
やまかじ
)
の
一番
(
いちばん
)
多
(
おほ
)
い
時
(
とき
)
で、
煙草
(
たばこ
)
の
吸
(
す
)
ひ
殼
(
がら
)
や、たき
火
(
び
)
をした
人
(
ひと
)
のちよっとした
不注意
(
ふちゆうい
)
で、
百年
(
ひやくねん
)
かゝつて
出來上
(
できあが
)
つた
森林
(
しんりん
)
も
數時間
(
すうじかん
)
もたゝない
間
(
あひだ
)
に
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
屋根
(
やね
)
をはがれたトタン
板
(
いた
)
と、
屋根板
(
やねいた
)
が、がたん、ばり/\と、
競
(
かけ
)
を
追
(
お
)
つたり、
入
(
い
)
りみだれたり、ぐる/\と、
踊
(
をど
)
り
燥
(
さわ
)
ぐと、
石瓦
(
いしかはら
)
こそ
飛
(
と
)
ばないが、
狼藉
(
らうぜき
)
とした
罐詰
(
くわんづめ
)
のあき
殼
(
がら
)
が、カラカランと
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
はな
殼
(
がら
)
すみれ香に匂ふ世や。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
殼
部首:⽎
12画
“殼”を含む語句
枳殼
貝殼
麻殼
吹殼
蠣殼町
枳殼垣
紅殼
灰殼
脱殼
出殼
地殼
殼枳寺
吸殼
躯殼
貝殼灰
貝殼器
讀殼
死殼
蝉殼
殼蕎麥
...