“吹殼”のいろいろな読み方と例文
新字:吹殻
読み方割合
すひがら50.0%
ふきがら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしやくしやして彼れは吹殼すひがらを芝生になげ捨てようとしたが、ふと窓際で手紙を讀みつゞけてゐる少女だちを驚かしてはいけないと思つて、室内のゆかの上に落して踏みにじつた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)
と、煙管きせるく。とじり/\と吸込すひこんで吹殼ふきがらのこそげいてけないやつ、よこなぐりに、並木なみきまつへトンとはらつて、はなかすみ江戸えどそら筑波つくばよこいそぐ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)